第4回・番外編:それ、SNSで書くとNGかも?「広告ガイドライン」徹底解説
- Yuki

- 3月4日
- 読了時間: 3分

「最新の技術で絶対治る!」「日本一の技工所を目指しています!」 こうした熱意あふれる発信、実は2025年10月からはウェブサイトやSNSでも規制の対象となっています 。
なぜ、これほど厳しくなったのでしょうか。それは、歯科技工士が「モノを作る職人」から、患者さんの健康を守る「医療専門職」へと再定義されたからです 。医療に関する情報は、常に客観的で正確でなければならないという考え方がベースにあります 。
具体的にどんな表現が「NG」になるのか、3つのカテゴリーで見ていきましょう。
1. 「他より優れている」という比較(比較優良広告)
「他所よりもウチが一番」という表現は、客観的な証明が難しいため原則禁止です 。
❌ NG例:
「国内No.1の出荷実績!」
「地域で一番選ばれている技工所です」
「最高級の材料を使用しています」
+4
💡 改善のヒント: 「一番」という言葉を使わずに、「〇〇という材料を使用しています」「〇〇年間の実績があります」といった、嘘偽りのない事実のみを記載するようにしましょう 。
2. 「期待を煽りすぎる」表現(誇大広告)
医療において「絶対」はありません。患者さんに過度な期待を抱かせる表現は厳禁です 。
❌ NG例:
「どんな噛み合わせも絶対に治ります」
「完璧な仕上がりをお約束します」
「魔法のように美しい白い歯に」
💡 改善のヒント:「絶対に治る」ではなく、「患者さんの満足度向上を目指しています」といった、姿勢や取り組みを伝える表現に留めるのが安全です。
3. 「歯医者さん?」と勘違いさせる表現(誤認広告)
技工所は「医療提供施設」の一つですが、「病院(クリニック)」ではありません 。
❌ NG例:
「〇〇デンタルクリニック・ラボラトリー」(ラボ部分を小さく書き、歯科医院のように見せる)
「当院での治療の流れはこちら」
💡 改善のヒント: あくまで「歯科技工所」であることを明示し、「歯科医師の指示の下で製作している」ことを正しく伝える必要があります 。
OK・NG早見表
カテゴリー | 可能 (OK) な表現 | 禁止 (NG) な表現 |
基本情報 | 氏名・住所・電話番号 | 医療機関と誤認させる表現 |
資格・実績 | 歯科医師・歯科技工士の免許保有 | No.1、日本一などの比較優良 |
品質・効果 | 客観的な事実に基づく情報提供 | 最高級、絶対治るなどの誇大表現 |
まとめ:信頼は「正確さ」から生まれる
せっかくの素晴らしい技術も、不適切な広告によって信頼を損なってしまっては元も子もありません。2025年秋以降、SNSでの発信は「職人のこだわり」を「正確な医療情報」として翻訳して伝える力が必要です。
次回予告:最終回「2027年、歯科技工士は『医療専門職』として再定義される」
いよいよ最終回。これまでの改革が、私たちの歯科医療をどう変えていくのか。その全貌をまとめます。
※本記事は公開情報をもとに整理した参考情報です。制度・運用の最終判断は、最新の公式資料確認および専門家への相談の上で行ってください。




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